ファイルヘッダー領域で得た情報からCFA Headerをパースします。バイトオーダーはbig endianです。
サンプルでは、アドレス0x0003 75D0から0x0000 5630byte分がこの領域になります。
以下IDの名称はExiftoolでパースされるものについてはそれに従います。
最初の4byteはレコードの個数を表します。サンプルでは0x0000 000Aなので10個のレコードがあることになります。
このレコードの構造は以下の通りになります。
2byte:ID
2byte:レコードサイズ(N)
Nbyteのデータ
ひとつめのレコードをパースしてみます。
最初の2byteは0x0100です。これはRaw Image Full Sizeを表すIDです。
次の2byteは0x0004です。これは以下に続くデータが4byteあることを意味しています。
よって0x0CD8 1400が実データになります。
ちなみにこれは高さ:3288(0x0CD8)、幅:5120(0x1400)を表しています。
これに従いすべてのレコードをパースします。
ID | 名称 | 値 | 概要 |
---|---|---|---|
0x0100 | Raw Image Full Size | 0x0CD8 1400 | フォーマット上のRAW画像フルサイズ 高さ:3288(0x0CD8)、幅:5120(0x1400) |
0x0110 | ? Offset? | 0x000C 001C | 公称RAW画像サイズを切り出すための開始点? |
0x0111 | ? Raw Image Size? | 0x0CC0 1320 | 公称RAW画像サイズ 高さ:3264(0x0CC0)、幅:4896(0x1320) |
0x0112 | ? Raw Image Size? | 0x1320 0CC0 | 公称RAW画像サイズ WxH |
0x0113 | ? Raw Image Size? | 0x0CC0 1320 | 公称RAW画像サイズ HxW |
0x0130 | Fuji Layout | 0x0C0C 0C0C | CFAのサイズ?12byte x 12byte? |
0x0131 | CFA Pattern? | 0x01 0x00 0x02....... | CFAパターン。36(0x24)byte長 X-Trans CMOS 固有の6x6サイズ |
0x0141 | ? | 0x000C 0024 | |
0x9650 | ? | 0xFFB8 0064 | |
0xC000 | RAFData | 0x00 0x00 0x4D 0x01 0x58 0x13 0x00 0x00 0xD8 0x0C 0x00 0x00 .... |
0x55C0バイト長データ 以下に実効RAW画像サイズ情報が含まれています。 4- 7byte目:RawImageValidWidth:4952 (0x1358) 8-11byte目:RawImageValidHeight:3288 (0x0CD8) (2014/12/20追記) なおX-Pro1のRAFは格納位置が4byte異なっており、以下のようになっています。 0-3byte目:RawImageValidWidth 4-7byte目:RawImageValidHeight |
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