RAW(といっても非圧縮DNG形式のみ)のコンポジットやダーク減算、フラットフィールディングができるプログラムです。
最新版ではCR2形式やRAF形式にも暫定対応しています。
・RAWベースのマスターダークフレーム、マスターフラットフレーム作成
・RAWベースのダーク減算
・RAWベースのフラットフィールディング
・RAWベースの静止コンポジット(平均値、中央値、最大(所謂、比較明合成)、最小(所謂、比較暗合成)、標準偏差範囲外除外、標準偏差範囲外中央置換)
いずれも非圧縮DNG専用です。非圧縮DNGを読み込み、非圧縮DNGを出力します。(CR2形式やRAF形式は暫定対応)
プログラム動作に必要なもの
・WindowsOS (動作確認済みOSはWindows7 Home(x64))
・.net framework 2.0(以上)ランタイム
#選択するアルゴリズムによっては、大量のメモリを必要とします。
例えば中央値や標準偏差を用いるアルゴリズムは、画像データを一度メモリ内にすべて読み込むため、相応のメモリ量が必要なります。
32bit Windows OSでは1プロセス当たりの利用できるメモリ上限が2GBに限られますので、大量のメモリが必要となる
アルゴリズムを使用する場合は64bit OSの利用が推奨されます。
逆に平均や最大(比較明合成)、最小(比較暗合成)は逐次読み込みをしますので、それなりのメモリ量でも動くと思います。
#処理対象のファイル数が多いときはマルチスレッドで各種演算を行いますので、CPUコア数が多いマシンの方が処理時間は短くなると思います。
【動作確認フォーマット】
EOS Kiss X2から出力したCR2をAdobe DNG Converter6.4にて非圧縮DNGに変換したもので確認。
一部のCR2形式やRAF形式の直接処理に暫定対応
【参考ドキュメント】
CR2ファイルのRawデータを読み取ってみる
RAF形式のRawデータを読み取ってみる
RStacker説明書
おまけでAdobe DNG Converterのフロントエンド「DNG Converter Launcher」を付属しています。
純正に比べて出力ファイル名にISO感度、露出時間、F値、撮影日時を自動的に付加することができます。
初めて使う場合は、こちらも参照ください。
RStackerでの各RAWファイル動作確認方法
RStacker_0_6_4.zip
一部の環境で以前のバージョンの設定情報が引き継がれませんのでご注意ください。
ver.
0.6.4.1
(2020/1/2)
(DNG Converter Launcherの一部改修版)
RStacker_0_6_4_1.zip
For Mono
RStacker_mono_0_6_4_beta.zip
RStacker_mono_0_6_2.zip
RStacker_mono_0_6_0.zip
(実行にはMono実行環境が必要です。Linux OSやMac OS Xで動作確認情報があります)