RStackerでの各RAWファイル動作確認方法



概要


 このプログラムは、各RAWファイル中の機種名のチェックなどをしておりません。
そのため、未知機種のRAWファイルでも正常動作する可能性がある反面、正常に処理が終了しても、結果が予期したものとならないケースがあります。

 ご使用の前に以下の手順で、お使いのカメラ機種、フォーマットで正常に動作するかご確認ください。

注意事項


注意1:DNG形式の推奨仕様

 DNG形式の推奨仕様は
  ・DNG Version 1.3
  ・非圧縮
  ・Jpeg なし
  ・リニア画像 なし
 です。

 もし上記設定が良くわからない場合は同梱のDNG Converter Launcherを使ってみてください。
 (デフォルトで推奨形式になっています。あらかじめAdobe DNG Converterがインストールされている必要があります。)


注意2:CR2形式使用時の推奨事項

[設定]-[有効領域(CR2)]にある[有効領域の登録]でDNGファイルをあらかじめ登録してください。
「また登録された有効領域(DNG起源)を使う」にチェックを入れてください。



これにより、正しく処理できる機種が増える場合があります。
またCR2ファイルだけの時に比べて、より広い範囲の領域を扱うようになります。

手順


1.RAWファイル(DNG,RAF,CR2)を1枚用意します。
 (可能ならばフラット画像が好ましいですが、なければ何でもOKです)

サンプル(YIMGで現像)

2.[静止コンポジット/マスタフラット作成]のタブで、このファイルを2回登録します。

3.平均モード、自動ネーミングを選択して、各色分離出力のチェックを入れます。
  フォルダを個別に指定するか、1番目の元ファイルと同じにチェックを入れます。



4.実行します。末尾に_R,_G,_Bが付加された3つのファイルが生成されます。


 もしここでエラーが発生するようでしたら
 上記の注意事項の確認を再度してください。
 それでもダメならこの形式には対応していないことになります。

5.それぞれについて、別のプログラム(dcrawやcamera raw,DPPなど)で現像します。
  末尾_Rのファイルが、赤
  末尾_Gのファイルが、緑
  末尾_Bのファイルが、青
 だけで構成された画像になっていれば正常に動作しています。


 なお現像プログラムによってはカラーバランス等の処理の関係で出力が原色にならないケースがあります。

DPPでの現像例(Bファイル)



2015/11/7 初版



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