気象庁の防災情報XML配信を処理してみる その2 -ユーザー登録-


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since:2013-6-15
last update:2013-6-15
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3、Subscriberの構築

 防災情報XMLを取得するには、前述の通りpubsubhubbubのSubscriberを構築する必要があります。 SubscriberはHubからのhttpによるGETまたはPOSTを処理できなければなりません。 そのためインターネット上の公開サーバーに仕組みを構築する必要があります。

 簡単な実装は 気象庁XML利活用セミナー にある「気象庁XMLを入手しよう」の講演内容がそのまま利用できます。 もともと当サイトはPHPを使用していましたので、今回もこの講演内容をベースにPHPでSubscriberの実装を行いました。

 さて実際に実装が完了したらテストしてみます。これも活用セミナーの内容をそのまま行います。
 PublisherはATOMが吐けるblog等が使えます。Hubはこちらの デモ用Hubを 利用すると良いです。



 Suibscription DebugのページのSubscribe/Unsubscribe用のフォームから必要事項を入力し、[Do it]ボタンをクリックします。 正常に登録されても何も画面変化は起こりませんので 下方にあるSubscriber Diagnosticsで正常に登録されたかを確認します。

 ここで一番はまりやすいのは、subscribe/unsubscribeのGET要求に対するHTTP Responseの Message bodyはhub_challengeの値をそのまま返すのですが、これにホワイトスペース等が 付加されていると旨く処理されないということです。
 ありがちなのはPHPの終了タグの後ろに改行やらが入っているケースです。また includeするファイルでも気をつけておく必要があります。
 いずれにしても、Subscriberのファイルを修正したときは、このデモ用Hubで 正常にsubscribe/unsubscribeができるか確認するのが良いようです。

4、ユーザー登録してみる

さて、subscriberのテストが完了したら、気象庁の担当者さん宛にに登録依頼をメールで送ります。
こちらの ユーザー登録について のページにある指定の様式、内容で所定のアドレスに送ります。
 しばらくすると、気象庁の担当者さんからユーザー登録完了の旨の連絡が来ます。



基本的にはこれで完了なのですが、私の場合は、こちらからのメール送信後数時間後に登録完了連絡を もらったのですがSubscriberにアクセスがあった形跡がなかったため、実際の配信はもうしばらく後で あるかと思っていました。しかし2週間経っても配信が始まらなかったため、問い合わせをしたところ 再度登録をしたので確認して欲しいとのこと。このタイミングでHubからの通信が確認できやっと開通 となりました。担当者さんの入力の問題か、Hubの問題かはわかりませんが、このあたりは自動化して、 ユーザー側でコントロールできるほうがありがたいところです。


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