工程能力指数 (Cp,Cpk) その3



2.2 工程能力指数(Cp)はどのようなときに役立つか

やっとよく聞く1.33とか1.67とかいう値にたどり着きました。
しかしCpの値を使用するときは注意が必要です。
何に注意すべきかというと先ほどあげた前提条件「規格の中心と平均値が同じとする」というところです。
実際には規格の中心と平均値が同じでないケースの方がはるかに多いはずです。

ではCpは何の評価に使うかというと、その工程の実力が規格幅に対してどの程度のものかを知ることができます。
例えばCp=1の工程は平均値が規格の中心にあるという理想の状態でさえ規格外は0.27%発生するのだから、 仮に目標が0.1%ならば工程のやり方そのものを変えない限り目標は達成されないということがわかります。

なお現在の平均値の偏りを含めた工程の評価は後述するCpkを用います。

2.3 片側規格のCp

 規格には前出の上限規格と下限規格の両方がある両側規格と~以上、~以下といったような片側規格があります。

 両側規格のCpは前出の通りですが片側規格の場合は下記の様に定義されます。

上側工程能力指数の式(上側規格)
下側工程能力指数の式(下側規格)