iAG ExposureControl Plugin for ExternalCommand 説明書

このドキュメントはiAG ExposureControl Plugin for ExternalCommand 1.0.0の説明書です。
更新日2011/7/18
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目次

 概要
 動作環境
 設定画面説明
 著作権

概要

このプログラムは天体写真撮影用オートガイドソフトウェアiAGの外部コマンドを用いた主光学カメラ露出制御プラグインです。

動作環境

プログラム動作に必要なもの
・iAG 0.4.0以上
・シャッターを制御するコマンドラインプログラム

設定画面説明

外部コマンド設定画面

開始の枠にあるものは露出開始時に、停止の枠内にあるものは露出停止時に、それぞれ実行されます。

[コマンド]
コマンド名をフルパスで記述します。
空欄にすると何も実行しません。

[引数]
コマンドの引数を記述します。空白文字等を引数として渡す必要がある場合はダブルクォーテーションで囲みます。

[テスト]
テスト動作を行います。


使用例

UWSC + EOS Utility (EOS Kiss X2)

 CANON製デジタル一眼カメラのリモート撮影ツールは付属のEOS Utilityが定番ですが、 残念ながらコマンドラインからの操作はできません。そこで操作自動化ツールUWSCと組み合わせて、 このプラグインから撮影を行うことができます。

sample.UWS
-----スクリプト始まり-----
ID = GETID("EOS Kiss X2","WindowsForms10.Window.8.app.0.3553390")
if STATUS(ID, ST_ICON) then CTRLWIN(ID, NORMAL)
ACW(ID, STATUS(ID, ST_X), STATUS(ID, ST_Y))
MOUSEORG(ID)
BTN(LEFT,CLICK,200,70,300)
-----スクリプト終わり-----
※他の機種の場合、GETIDの"EOS Kiss X2"の部分が変わってくると思います。


開始、停止共に
・コマンド欄にuwsc.exeへのフルパスを入力
・引数欄にsample.UWSへのフルパスを入力(空白がある場合はダブルクォーテーションで囲む)
あらかじめEOS Utilityを起動しておき、リモート撮影ができる状態にする。
EOS Kiss X2はミラーアップモードでは動作しないので、本体のミラーアップをOFFにする。
露出をbulbに設定する。
[テスト]ボタンをクリックし正しく動作することを確認する。

なおiAGの本体側は「露出前にパルスを送る」のチェックをはずす。
実際に露出枚数を設定し、想定の動作になることを確認をする。

著作権

 このプログラムの著作権は作者であるY.Swetakeにあります。
 このプログラムはフリーウェアです。自由に使用しても結構です。
 このプログラムは以下の資料およびプログラムを参考・使用しています。
 使用した各プログラムのライセンスはオリジナルに従います。

免責事項

 これらのプログラムによって生じるあらゆる損害・不利益について、作者は
一切責任を負いません。
 作者はこれらのプログラムに不備があっても、それを訂正する義務を負いません。

謝辞

更新履歴

 2011/7/18 ver. 1.0.0
  ・新規リリース